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Channel: 名馬であれば馬のうち
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爆弾のある日常――千字選評(1):『あの素晴らしき七年』エトガル・ケレット

これまでのあらすじ「読書、映画、その他」と書いてあるのに、「アニメ、映画、その他」みたいな状況になってきたので書評を書く訓練などしたい。ほっとくとだらだら長くなるのでとりあえず千字前後を目標に。『あの素晴らしき七年』エトガル・ケレット(秋元考文・訳、新潮クレスト・ブックス、2016年4月27日)...

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あなたが選んでくれた国――千字選評(2):『陽気なお葬式』リュドミラ・ウリツカヤ

『陽気なお葬式』リュドミラ・ウリツカヤ(奈倉有里・訳、新潮クレスト・ブックス、2016年2月25日)...

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不可能とアンビバレントによる快楽 ―― ジュンパ・ラヒリ『べつの言葉で』/千字選評(3)

 そろそろお気づきかと存じますが、フフフ、本連載は〈新潮クレスト・ブックス〉全レビュー企画です。フフフ、ウソです。ジュンパ・ラヒリ『べつの言葉で』(中嶋浩郎・訳、新潮クレスト・ブックス、2015年9月30日)べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)作者:ジュンパラヒリ,Jhumpa Lahiri,中嶋浩郎出版社/メーカー:新潮社発売日:...

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小路啓之について。

www.yomiuri.co.jp...

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光のほうへ――アンソニー・ドーア『すべての見えない光』/千字選評(4)

アンソニー・ドーア『すべての見えない光』(藤井光・訳、新潮クレスト・ブックス、2016年) 二千字になっちゃった。 空気は生きたすべての生命、発せられたすべての文章の書庫にして記録であり、送信されたすべての言葉が、その内側でこだましつづけているのだとしたら。p.511すべての見えない光 (新潮クレスト・ブックス)作者:アンソニードーア,Anthony...

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10月に観た新作映画の短い感想。

一ヶ月分をまとめて書こうとすると結構内容忘れますね。👎『ジェーン(Jane got a gun)』(ギャビン・オコナー監督)「ジェーン」予告編...

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『君の名は。』はアカデミー賞を穫れるか? :今年の有力海外アニメ映画の状況

 結論からいうと、たぶん無理。『君の名は。』オスカー候補に名乗り!第89回アカデミー賞長編アニメ部門の審査対象作品に - シネマトゥデイ この一報を目にしたとき、「正気か?」と関係者の判断を疑った。「『君の名は。』がオスカー穫れる実力なんてあるわけないじゃん」と言いたいわけではない。...

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第八十九回(2016年度)アカデミー賞長編アニメーション賞候補のショートリスト

 が、11日に発表になりました。www.oscars.org『アングリーバード The Angry Birds Movie』『April and the Extraordinary World』『Bilal』『ファインディング・ドリー Finding Dory』『Ice Age: Collision Course』『Kingsglaive Final Fantasy XV』『Kubo and the...

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11月に観た新作映画

👍『疾風ロンド』(吉田照幸監督)👍『エブリバディ・ウォンツ・サム!』(リチャード・リンクレイター監督)👍『シークレット・オブ・モンスター』(ブラディ・コーベット監督)👍『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(デビッド・イエーツ監督)👍『この世界の片隅に』(片渕須直監督)👎『きんいろモザイク Pretty...

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2016年に見た新作長編アニメ映画ベスト24+α

シーズンですね。今年はやたらアニメ映画を観た気がしました。なんででしょうね。まあいいか。ベスト24と言っても、今年観た新作アニメ映画が全部で24本というだけです。『ズートピア』と『聲の形』と『ファインディング・ドリー』は三回くらい観たと思います。あとは全部一回ずつでの印象です。ではまいりましょう。神 長編のベストの前に短篇のベストの紹介を。神『ひな鳥の冒険』(アラン・バリラーロ監督、ピクサー)...

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2016年に観た新作映画ベスト25とその他

ベストといいますか、この一年書いた感想のまとめといいますか。今年は去年ほど映画を観ない気がします。映画トップ101.『クリーピー 偽りの隣人』(黒沢清監督)クリーピー 偽りの隣人発売日: 2016/11/02メディア:Amazonビデオこの商品を含むブログを見る...

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映画『ラ・ラ・ランド』の感想――夢を夢見て。

『ラ・ラ・ランド』(La La Land, 2016年、米、ダミアン・チャゼル監督) 引用が引用であることそれ自体に意味を持つような状況が成立するのは、どのような場合なんだろうか。それはおそらく、物語のあらゆる要素が「過去」で構成されている場合にちがいない。引用が主題ではなく、同種の要素の一部に埋もれていくような場合であるにちがいない。『ラ・ラ・ランド』とは、そういう映画だ。「ラ・ラ・ランド」本予告...

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『ラビング 愛という名前のふたり』の感想

『ラビング 愛という名前のふたり』( Loving 、ジェフ・ニコルズ監督、2016年、米)映画『ラビング 愛という名前のふたり』予告光と影のヴァージニア...

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『モアナ』はいかにしてプリンセスという名の呪縛に打ち克ったか

*公開初日かつコンセプトの話が主なのでストーリーの話はほぼしてませんが、「こういうオチにはならない」と明かしている点においてはネタバレです。モアナ「あのね、わたしはプリンセスじゃない。族長の娘だよ」マウイ「いいや、プリンセスだね。ドレスを着て、動物の相棒をつれてるんなら、プリンセスだろ。ナビゲーター(Wayfinder)にはなれない」映画『モアナと伝説の海』日本版予告編...

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救おうとするから救えない――模造クリスタル『黒き淀みのヘドロさん』

 模造クリスタルは常に世間や他人から廃棄された人間を描く。黒き淀みのヘドロさん 1 (it COMICS)作者:模造クリスタル出版社/メーカー:KADOKAWA発売日: 2017/03/15メディア:コミックこの商品を含むブログを見る(作者のサイトで三話目まで読めます。http://www.mozocry.com/hedrosan/01.html)...

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ラーメンのたまごをどう食べればいいのか問題

 たいして美味い食い物でもないどころか一食あたりベーコン七枚分ほどの寿命を減らす反滋養食にもかかわらず、ラーメン屋という帝国はなぜだか繁栄を極めており、いっこうに滅びる気配がない。 ことさら嫌いな文化なわけでもなし、滅びないなら滅びないで結構。しかし、もし近々に滅びる予定があるのなら、せめてたまごの食べ方を教示してから滅んでほしいとおもいます。...

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擬人化されたネコのアニメが出てくるMVは名作の法則10選

これまでのあらすじ:かわいいネコの動画です。https://t.co/cmM0H2jxTgpic.twitter.com/i8KB3EfsNv— nemanoc (@nemanoc) 2017年3月29日 近頃巷は「擬人化されたネコのアニメが出てくるMVはどれも名作である」といううわさで持ちきりだとか。 本当でしょうか?...

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『ルポ ネットリンチで人生を壊された人たち』(ジョン・ロンソン、光文社新書)

 ツイッターは、かつては何気なく、深く考えずに自分の考えをつぶやくことのできる場だった。ところが今では、常に不安を感じながら、慎重に物を言わねばならない場に変わってしまった。*1www.ted.com(本書に関連したロンソンのTEDトーク。ウィンドウ右下のタブから日本語字幕が選べます。)あらすじ ノンフィクション作家のジョン・ロンソンはある日 twitterで自分を騙る...

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映画『夜は短し歩けよ乙女』の感想というか体験談

『夜は短し歩けよ乙女』(湯浅政明監督、日本、2017年)『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告わたしたちは森見登美彦被害者友の会である。 だれもが森見小説を愛していた。『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』にあこがれて京都へやってきた。京都には夢があるのだとおもっていた。魔法が息づいているのだと信じていた。 そして、裏切られた。...

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ポスト・トゥルース時代のミステリと高井忍の歴史ミステリと。

0. これまでのあらすじタイトル:「歴史ミステリの墓標にして道標――高井忍の歴史ミステリ作品群について」1.略歴2. 作風3. 作品個別紹介3-1.『漂流巌流島』――Like a Virgin.3-2.『本能寺遊戯』――Girls Just Want to Have Fun.3-3.『蜃気楼の王国』――Everybody Wants To Rule the World.4. まとめ0....

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