👍『疾風ロンド』(吉田照幸監督)
👍『エブリバディ・ウォンツ・サム!』(リチャード・リンクレイター監督)
👍『シークレット・オブ・モンスター』(ブラディ・コーベット監督)
👍『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(デビッド・イエーツ監督)
👍『この世界の片隅に』(片渕須直監督)
👎『きんいろモザイク Pretty Days』(天衛監督)
👎『ガール・オン・ザ・トレイン』(テイト・テイラー監督)
👍『溺れるナイフ』(山戸結希監督)
👍『ダゲレオタイプの女』(黒沢清監督)
👎『ぼくのおじさん』(山下敦弘監督)
👍『コウノトリ大作戦!』(ニコラス・ストーラー監督)
👍『手紙は憶えている』(アトム・エゴヤン監督)
11月は『この世界の片隅に』、『エブリバディ・ウォンツ・サム!』、『ダゲレオタイプの女』でスリートップ
次点が『溺れるナイフ』と『手紙は憶えている』ですかね。
『このせか』は人間が物理的にも精神的にも押しつぶされていくのがいいです。
『エブリバディ〜』は人間が物理的にも精神的にもハッピーなのがいいです。
『ダゲレオタイプの女』は人間が階段から落ちる映画です。人間をブツとして、被写物として固定したがるオブセッションは映画監督としての自己批評そのものなのかもしれない。『溺れるナイフ』の緩急というにはあまりにてらいすぎているカット割りの変調が嫌いじゃないし、音楽の使い方にいたっては大好きです。『手紙は憶えている』はもっていき方ですね。オチは予告編見ればまず予想ついて、本篇半分くらいみればほぼ確定するんですが。
『シークレット〜』は期待はずれだと聞かされ観に行くと予想よりも悪くない。トム・スウィートは見目麗しさだけじゃなくて何かたたずまいで持っていきますね。『疾風ロンド』は聞かなくても期待〇で、実際瑕疵も多い(とくに「温度が十度以上になると生物兵器の入ったビンが割れる」という設定はほとんど無視。あと演出の全部)んですが、人情群像劇とコメディとサスペンスをうまい按配でからませる脚本の手筋はインテリジェント。ギャグをそのまま伏線として使える次元までくれば『21ジャンプストリート』の背中が見えるかもしれない。
『コウノトリ』ね。全体的にどうとかではないんですが、細かいギャグが好きですね。狼の群体とペンギンとの静かなる決闘。
11月はシアターライブ系が好調でしたね。ケネス・ブラナー・シアターライブの『ロミオとジュリエット』もNTLの『戦火の馬』も。