Amazonの本格参入により戦国時代と化した海外ドラマ……。
タイトルがあまりに多すぎるために興味はあってもどれから入ればいいかわからない、という人も多いはず。
- 作者:池田敏
- 出版社/メーカー:講談社
- 発売日: 2016/08/26
- メディア:新書
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ドラマ選びに迷ったときに一つのとっかかりとなりうるのが「監督」の名前。
映画に親しんでいる人なら自分の知ってる映画監督の名前を探してみれば、それがひとつの品質保証となりうるかもしれません。
しかし人類の約半分が知ってるスコセッシやフィンチャーがプロデュースしたドラマであれば宣伝する側も堂々と「あの有名映画監督プロデュース!」と打ち出せますが、映画ファンなら誰でも知ってる名前でも一般に訴求しないクラスとなると途端にまるまり尻尾、後でこっちから調べて「え? あのドラマ、この監督がやってたの!?」と驚くことも少なくありません。
というわけで、こっちで勝手にがんばって一覧表を作ってみました。
映画監督の名前を知らないと使えないリストなので、何が入門だコラというクレームがつくやもしれませんが、そんなことは知るか、俺だって知らない名前がいっぱいいるんだ!! 普段ドラマ監督でごくたまに映画作ってるやつとか、90年代にちょっと映画作ってドラマ落ちしたやつとか!!!
抜けも間違いも多いと思います。ご了承ください。
*特に注意書きがない場合、基本的にエグゼクティブ・プロデューサー+第一話監督なことがほとんどです。
*こっちで勝手にそれなりに名の通ってるであろう監督を選んで、太字にしました。
*ドラマはおおむね、クリエイター(企画に相当)>メインのプロデューサー(第一話監督を兼ねる事が多い)>各話ディレクター>ただのプロデューサー(監督回がない場合が多い)の順で作品に深く関わっています。たぶん。
NETFLIXオリジナル
『ハウス・オブ・カード/野望の階段』(2013〜継続中)→デヴィッド・フィンチャー(『セブン』、『ファイト・クラブ』、『ゴーン・ガール』他)
その他映画人:エリック・ロス(『フォレスト・ガンプ』や『ベンジャミン・バトン』などの脚本家*1)、ボー・ウィリモン(本作の事実上の責任者であるクリエーター。映画界では過去にジョージ・クルーニー監督作『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』の原作・脚本を務める)
『センス8』(2015〜継続中)→ウォシャウスキー姉妹(本作の共同クリエーター、第一話をはじめとしてシーズン1の七話分を監督。『マトリックス』シリーズ等)
『Love』(2016〜継続中)→ジャド・アパトー(『40歳の童貞男』、『ステキな人生の終わり方』他)
『リッチー・リッチ』(2015〜同名ドラマのリメイク)→ブライアン・ロビンズ(本作のクリエーター。『シャギー・ドッグ』『陽だまりのグラウンド』他)
『ナルコス』(2015〜継続中)→ジョゼ・パジーリャ(『エリート・スクワッド』、『ロボコップ(2016年版)』他)
その他:クリエーターはクリス・ブランカトー(『スピーシーズ2』の脚本家)やダグ・ミロ(『プリンス・オブ・ペルシャ』、『魔法使いの弟子』の脚本家)
『ストレンジャー・シングス』(2016〜継続中)→ショーン・レヴィ(『ナイト・ミュージアム』シリーズ、『リアル・スティール』他)
『ゲットダウン』(2016〜継続中)→バズ・ラーマン(『ロミオ+ジュリエット』、『ムーラン・ルージュ』、『華麗なるギャツビー』他)
その他:キャサリン・マーティン(『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』の衣装デザイナー)、NAS(本作でリリックを担当。ラッパー。たまにセガール映画とかに出てる)
『ヘムロック・グローヴ』(2013〜2015)→イーライ・ロス(『ホステル』、『ノックノック』、『グリーン・インフェルノ』他)
その他:デラン・サラフィアン(エグゼクティブ・プロデューサー、複数話監督。『ガンメン』、『ターミナル・ベロシティ』他監督)
『Splatter』(2009、日本未配信)→ジョー・ダンテ(全話監督、『グレムリン』シリーズ、『ピラニア』、『スモール・ソルジャーズ』他)
他社制作なものの配信はネトフリ限定
『デレク』(2012-2014)→リッキー・ジャーヴェイス(クリエーター、全話監督・脚本・主演。『ウソから始まる恋と仕事の成功術』、『スペシャル・コレスポンデンツ』など)
『ボルジア 欲望の系譜』→バリー・レヴィンソン(監督回はなし。『レインマン』など)
『ウーナとババの島』→トム・ムーア(『ケルツの秘密』、『ソング・オブ・ザ・シー』)
『スクリーム』(同名映画のドラマ化)→ウェス・クレイヴン(監督回はなし。最近亡くなりましたんで、そらね。R.I.P.)
備考:タイ・ウエスト、ティム・ターナー(両者複数回監督。→『ウェイワード・パインズ』を参照)
『シャドウハンター』→マックG(『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ、『ターミネーター4』など)
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(2014~、日本未配信、同名映画のドラマ化)→ロバート・ロドリゲス(クリエーター。『デスペラード』、『マチェーテ』、『シン・シティ』シリーズなど)
『Southcliff』(日本未配信)→ショーン・ダーキン(クリエーター、全話監督。『マーサ、あるいはマーシー・メイ』)
予定
『Godless』(2016)→スティーヴン・ソダーバーグ(本作の共同クリエーター。『トラフィック』、『オーシャンズ11』シリーズ、『エリン・ブロコヴィッチ』他)、スコット・フランク(本作の共同クリエーター。『誘拐の掟』、『ルックアウト 見張り』の監督。元は脚本家で『アウト・オブ・サイト』や『マイノリティ・リポート』、『ウルヴァリン:SAMURAI』などを担当)
『Green Eggs and Ham』(2018、ワーナー、アニメ)→デイヴィッド・ドプキン(『シャンハイ・ナイト』、『ジャッジ 裁かれる判事』)
その他:エレン・デジェネレス(本作のクリエーター。『ファインディング・ニモ』のドリーの声優)
『Anne*2』(2017)→ニキ・カーロ(一話監督のみでプローデュースはしない? 『スタンドアップ』、『マクファーランドUSA』他)
『The Crown』(2016)→ステファン・ダルドリー(第一話監督のみ?、『リトル・ダンサー』、『めぐりあう時間たち』、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』他)
その他:ピーター・モーガン(本作のクリエーター。『クイーン』、『フロスト/ニクソン』の脚本家)
『Dear White People』(2017)→ジャスティン・シミエン(クリエーター。2014年の同題映画作品のドラマ化)
『Easy』(2016)→ジョー・スワンバーグ(本作のクリエーター。『ドリンキング・バディーズ』他)
『Friends From College』(未定)→ニコラス・ストーラー(本作のクリエーター。『ネイバーズ』、『あこがれのウェディング・ベル』他)
『Gypsy』(未定)→サム・テイラー=ジョンソン(第一話+二話監督。『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのアイツ』、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)
『Lost in Space』(未定、同名映画のリメイク)→ニール・マーシャル(第一話監督? 『ディセント』、『センチュリオン』等)
『Maniac』(未定)→キャリー・フクナガ(本作のクリエーター。『ビースト・オブ・ノーネーション』、『ジェーン・エア』等)
その他:ジョナ・ヒル、エマ・ストーン(どちらも本作の主演でエグゼクティブ・プロデューサー)
『Mind hunter』(2017)→デヴィッド・フィンチャー
備考:シャーリーズ・セロン(本作のエグゼクティブ・プロデューサー。俳優。『マッドマックス 怒りのデスロード』『ヤング≒アダルト』など)、ジョー・ペンホール(本作のクリエーター。『Jの悲劇』、『ザ・ロード』の脚本)
『Ozark』(2017)→ジェイソン・ベイトマン(本作ではエグゼクティブ・プロデューサー、監督、主演の三役を兼任。主に俳優だが、監督としては『バッドガイ 反抗期の中年男』など)
『Santa Clarita Diet』(2017)→ドリュー・バリモア(主演も兼任。俳優・プロデューサーが主だが監督しては『ローラーガールズ・ダイアリー』)
『Paranoid』(2016)→マーク・トンデライ(一話監督? 『ボディ・ハント』、『監禁ハイウェイ』)
『Watershed Down』(2017、アニメ、『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』のリメイク)→ノーム・ムロ(監督のみ? 『300/帝国の逆襲』など)
Hulu
日本未配信
『Up to Speed』(2012)→リチャード・リンクレイター(クリエーターも兼任? 『ビフォア』シリーズ、『スキャナー・ダークリー』、『六歳のぼくが大人になるまで』他)
『Resident Advisors』(2015〜)→エリザベス・バンクス(監督や脚本などは担当していない。チョイ役で出演も。『ピッチパーフェクト2』)
『カジュアル』(2015〜継続中、日本ではAmazonの配信サービスで販売中)→ジェイソン・ライトマン(S1とS2の一話二話監督も兼任。『ジュノ』、『マイレージ、マイライフ』、『ヤング≒アダルト』他)
『The Confession』(2011)→キーファー・サザーランド(クリエーターと主演も兼任。主に俳優だが、監督としては『要塞監獄 プリズナー107』)
『11/22/63』(2016)→J.J.エイブラムス(監督回はなし。『スーパー8』、『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』、『M.I: III』他)
備考:ケヴィン・マクドナルド(第一話監督のみ。『ラストキング・オブ・スコットランド』、『ブラック・シー』など)、ジェイムズ・フランコ(主演と第六話監督。俳優が主だが、監督としては『Child of God』など)
『A Day in the Life』(2011、ドキュメンタリーシリーズ)→モーガン・スパーロック(『スーパーサイズ・ミー』等)
Amazon Prime
『ハンズ・オブ・ゴッド』→マーク・フォスター(一話二話監督兼任。『007/慰めの報酬』、『ワールド・ウォーZ』など)
『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』→ロマン・コッポラ(クリエーターと複数話監督兼任。『チャールズ・スワン三世の頭ン中』等監督。『ダージリン急行』や『ムーンライズ・キングダム』等で脚本)
備考:ジェイソン・シュワルツマン(クリエーターとちょい役も兼任。俳優)、ポール・ワイツ(第一話二話監督。『アバウト・ア・ボーイ』、『アメリカン・パイ』、『アドミッション -親たちの入学試験-』などを監督)
『Betas』(2013-2014)→マイケル・レーマン(第一話を始めとした複数回監督。『ヘザース』、『アップルゲイツ』、『好きと言えなくて』など)
『レッド・オークス』(2014〜)→デイヴィッド・ゴードン・グリーン(S1第一話、第二話、最終話監督も。『スモーキング・ハイ』、『セルフィッシュ・サマー』など)
備考:スティーヴン・ソダーバーグ(共同クリエーター。同作での監督回はなし。)、グレゴリー・ジェイコブス(共同クリエーター。全話で共同脚本。映画監督としては『マジック・マイクXXL』)
日本未配信
『The Man In th High Castle』→リドリー・スコット(監督回はなし。『ブレードランナー』、『エイリアン』、『オデッセイ』等)
備考:ブラッド・アンダーソン(第七話監督。主にテレビ監督だが、映画には『マシニスト』など)
予定*3
『One Mississippi』(2016)→ディアブロ・コーディ(共同クリエーター。映画監督作は日本未公開の『Paradise』。脚本家としては『ヤング≒アダルト』、『ジュノ』、『ジェニファーズ・ボディ』ほか)
『Crisis in Six Scenes』(2016)→ウディ・アレン(クリエーター、脚本、監督、主演。『アニー・ホール』、『ブルージャスミン』、『マッチポイント』他多数)
『Sneaky Pete』(未定)→セス・ゴードン(『モンスター上司』、『ヤバイ経済学』ほか)
『ザ・ラスト・タイクーン』(2017)→ビリー・レイ(クリエーターと複数回監督兼任。映画監督としては『ニュースの天才』、『シークレット・アイズ』。脚本家としては『ヴォルケーノ』、『フライトプラン』、『キャプテン・フィリップス』、『ハンガーゲーム』ほか)
『Tom Clancy's Jack Ryan』(未定)→マイケル・ベイ(『トランスフォーマー』シリーズなど)
『Buckaroo Banzai』(未定)→ケヴィン・スミス(『クラークス』、『チェイシング・エイミー』、『Mrタスク』など)
『The Departed』(未定。映画『ディパーテッド』のドラマリメイク、つまり『インターナルアフェア』のリメイクのリメイク)→マーティン・スコセッシ?
他にパイロット版が多数あるんだけど、多すぎてめんどくさい。
ケーブルTV系列(めんどくさいので2010年以降かつ上記三つの日本版VODで観られるもののみ)
『ナイト・マネジャー』(2016、BBC&AMC、Amazonで視聴可)→スザンネ・ビア(全話監督。『ある愛の風景』、『未来を生きる君たちへ』、『真夜中のゆりかご』など)
『ウォーキング・デッド』(2010〜、AMC、Huluで視聴可)→フランク・ダラボン(クリエーター。『ショーシャンクの空に』、『ミスト』など)
備考:ジェニファー・リンチ(複数回監督)
『THE TRUE DETECTIVES』(2014〜継続中、HBO、Huluで配信中)→キャリー・フクナガ(S1全話監督)
備考:ジャスティン・リン(S2一話二話監督。『ワイルド・スピード』シリーズ、『スター・トレック:ビヨンド』など)、ジョン・クロウリー(S2第五話ならびに最終話監督。『BOY A』、『ブルックリン』など)、ミゲル・サポチニク(S2第六話監督。『レポゼッション・メン』)、ヤヌス・メッツ(S2第三話監督。『アルマジロ アフガン戦争最前線基地』)
『エンパイア:成功の代償』(2015〜継続中、FOX、amazonで購入可)→ダニー・ストロング(共同クリエーター、複数回監督・脚本。監督として『Rebel in the Rye』、脚本家としては『大統領の執事の涙』、『ハンガー・ゲーム FINAL』、『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』など)、リー・ダニエルズ(共同クリエーター、複数回監督・脚本。『プレシャス』、『大統領の執事の涙』など)
備考:ジョン・シングルトン(S1第五話監督。『ボーイズ’ン・ザ・フッド』、『ワイルド・スピード2』など)、サナー・ハムリ(複数回監督。『旅するジーンズと19歳の旅立ち』、『恋のスラムダンク』など)、クレイグ・ブリュワー(S2第三話監督。『ハッスル&フロウ』など)、シルヴァン・ホワイト(S2第七話監督。『ラストサマー3』、『ルーザーズ』など)
『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』(2012〜、BBC、huluで配信中)→サム・メンデス(監督回はなし)
備考:ルパート・グールド(S1『リチャード二世』全話監督。『トゥルー・ストーリー』)、リチャード・エア(S2『ヘンリー四世』全話監督。『あるスキャンダルの覚え書き』など)、シア・シャーロック(S3『ヘンリー五世』全話監督。『世界一キライなあなたに』)、ドミニク・クック(S4『ヘンリー六世』、S5『リチャード三世』全話監督。17年にイアン・マキューアン『初夜』が原作の『On Chesil Beach』で映画監督デビュー予定)
『プリーチャー』(2016〜、AMC、Amazonで配信中)→セス・ローゲン&エヴァン・ゴールドバーグ(共同クリエーター、第一話二話共同監督および共同脚本。ローゲンは主に俳優だが、ゴールドバーグとタッグを組んだ共同監督作に『ディス・イズ・ジ・エンド』や『The Interview』などがある)
『ボードウォーク・エンパイア』(2010-2014、HBO)→マーティン・スコセッシ(『グッドフェローズ』、『キング・オブ・コメディ』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ほか)
備考:テレンス・ウィンター(クリエーター。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』などの脚本)
『ウェイワード・パインズ 出口のない街』(2015〜継続中、FOX、複数サイトで配信)→M・ナイト・シャマラン(『シックスセンス』、『アンブレイカブル』、『ヴィジット』ほか)
備考:ジェームズ・フォーリー(S1第五話監督。『ハンニバル』、『コンフィデンス』など)、ティム・ハンター(S1第八話監督。『ザ・コレクター』、『コントロール』など)、タイ・ウエスト(S2 最終話含む複数話監督。『キャビン・フィーバー2』、『サクラメント 死の楽園』など)、ジェニファー・リンチ(S2第八話監督。『ボクシング・ヘレナ』、『サベイランス』など。デヴィッド・リンチの娘)、ジョン・クロキダス(S2第三話監督。『キル・ユア・ダーリン』など)、ブラッド・ターナー(S2第二話監督。『スピーシーズ3』など)、ヴィンチェンゾ・ナタリ(S2第六話監督。『キューブ』『カンパニーマン』)
『ファーゴ』(2014〜継続中、FX、複数サイト)→コーエン兄弟(監督回はなし。同名の監督作のドラマ化。『ノーカントリー』、『トゥルー・グリット』、『ビッグ・リボウスキ』など)
『ダウントン・アビー』(2010-2015、ITV、複数サイト)→ジュリアン・フェロウズ(クリエーターと全ての回で脚本。映画界では『孤独な嘘』などを監督、脚本家としては『ゴスフォード・パーク』など)
『ザ・ラストシップ』(2014〜継続中、TNT、複数サイト、huluなど)→マイケル・ベイ(監督回はなし)
『ブラック・セイルズ』(2014〜継続中、huluなど)→マイケル・ベイ(監督回はなし)
『シリコン・バレー』(2014〜継続中、HBO、Huluで配信)→マイク・ジャッジ(共同クリエーター&複数回監督・脚本。『ビーヴァス&バットヘッド ザ・ムービー』、『26世紀少年』など)
『スパルタカス』(2010〜2013、Starz、今はどこも配信してない?)→サム・ライミ(監督回なし。『死霊のはらわた』シリーズや『スパイダーマン』シリーズなど)
『アメリカン・ホラー・ストーリー』(2011〜、FX、複数サイトで視聴可)→ライアン・マーフィー(クリエイター、S1とS4第一話監督。『食べて、祈って、恋をして』など)*4
備考:ジェイムズ・ウォン(S2S4で脚本とエグゼクティブ・プロデューサー。『Dragonball Evolution』『ファイナル・デッドコースター』など)、マイケル・レーマン(複数シーズンで複数回監督)、アルフォンソ・ゴメス=レホン(複数シーズンで複数回監督。『僕とアールと彼女のさよなら』)
『死霊のはらわた リターンズ』(2015〜、同名映画の続編、Starz、Huluで配信中)→サム・ライミ
『ガールフレンド・エクスペリエンス』(2015〜、同名映画のドラマ化、Starz、アマゾンで配信中)→スティーヴン・ソダーバーグ(監督回なし)
備考:エイミー・サイメッツ(クリエーター、全話脚本、複数回監督。映画監督作はいくつかあるものの、いずれも日本未紹介。俳優として『サプライズ』などに出演)
『コミ・カレ!』(2009〜2016、amazonで購入可)*5*6→ルッソ兄弟(複数回監督)
備考:ジム・ラッシュ(複数回監督、レギュラー出演も。『プールサイド・デイズ』監督。脚本家として『ファミリー・ツリー』でアカデミー脚本賞受賞)、ジャスティン・リン(複数回監督)、デューク・ジョンソン(ストップモーションアニメ回を複数回監督。『アノマリサ』の共同監督)、セス・ゴードン(s1第十話監督)
『ストレイン 沈黙のエクリプス』(2014〜、FX、amazonで購入可)→ギレルモ・デル・トロ(『パシフィック・リム』、『パンズ・ラビリンス』など)
『シャナラ・クロニクルズ』(2016〜、MTV、amazonで購入可)→ジョン・ファヴロー(監督回なし)
備考:ジョナサン・リーベスマン(第一話監督。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』など)、ブラッド・ターナー(複数回監督)
未配信、未定枠
『The knick』(2014〜、日本未配信)→スティーヴン・ソダーバーグ(全話監督)
『ツイン・ピークス』(2017〜、同名ドラマの続編)→デイヴィッド・リンチ(『インランド・エンパイア』、『マルホランド・ドライブ』など)
『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(2016〜、FX、日本ではスターチャンネルで放送予定なのでその後VODに?)→ライアン・マーフィー(クリエイター、S1第一話と最終話含む複数回監督)
備考:スコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキー(エグゼクティブ・プロデューサーと複数回脚本。『エド・ウッド』、『ビッグアイズ』などの脚本家コンビ)
余談
・あらすじやキャストなどは各自でググッてください。だいたい、「この監督がやるならこういう感じの話なんだろうな」のイメージの範囲内だと思います。たまーにショーン・レヴィがレトロなホラー(『ストレンジャー・シングス』)やってたりなどしていますが。
・脚本家ドリヴンだと『ゲームズ・オブ・スローンズ』のデヴィッド・ベニオフ、『スリーピー・ホロウ』のアレックス・カーツマンとかがクリエイターやってますね。
・もちろん日本に入ってきてないやつで映画監督がプロデュースしてるのはまだあって、個人的に一番観たいのはフィル・ロード&クリストファー・ミラーの『Brooklyn 9-9』(2013)と『The last man on Earth』(2015)ですかね。
・2010年以前の、ちょっと前のドラマを観ていると、今は一線級で活躍している映画監督の下積み時代やベテラン監督の余技みたいなんがゲスト監督として出てきたりしてます。そういうのを楽しみしていってもいいかも。
『ブレイキング・バッド』(どこでも観られる)のライアン・ジョンソン(『ルーパー』、『スター・ウォーズ:エピソード8』)とか、『ザ・オフィス』(ちょっと前までhuluで観られたのに今はどこにもなくて悲しいね)のポール・フェイグ(『ブライズメイズ』『ゴースト・バスターズ(2016年版))やケン・クワピス(『ロング・トレイル』)やハロルド・ライミス(『恋はデジャ・ヴ』、『アナライズ・ミー』など)やマーク・ウェブ(『(500)日のサマー』、『アメイジング・スパイダーマン』)やジェイソン・ライトマンやジョス・ウェドン(『アベンジャーズ』シリーズ)やJJエイブラムスやジョン・ファヴロー(『アイアンマン』、『ジャングルブック』など)とか、『アレステッド・ディベロップメント』(ネットフリックスで観られる)の二番手三番手のレギュラー監督としてルッソ兄弟やポール・フェイグやグレッグ・モットーラ(『スーパー・バッド 童貞ウォーズ』『宇宙人ポール』など)とか、なんかコメディばっかだな。
そうそう、出世魚コメディといえばもはや90年代だけど『フリークス学園』(ネットフリックスで観られるようになりました)を忘れちゃいけません。
クリエーターにポール・フェイグ、プロデューサーにジャド・アパトーを迎えたこの作品はケン・クワピスやジェイク・カスダン(『セックステープ』や『ジュマンジ(2017年版)の監督。ちなみにスター・ウォーズ脚本家のローレンス・カスダンの息子)らが複数回監督を務め、俳優陣からはジェイムズ・フランコ、セス・ローゲン、ジェイソン・シーゲル、リジー・キャプラン(四話くらいだけど)、マーティン・スター、ジョン・フランシス・デイリー(『モンスター上司』の脚本や『おバカンス家族』の監督脚本)、ベン・フォスター(一話だけだけど)、ジェイソン・シュワルツマン(一話だけだけど)、シャイア・ラブーフ(一話だけだけど)といった今30〜40代でノリにのってる人々を多数輩出。ベン・スティラーもちょっとだけ出てるよ。
『フリークス学園』から発生? したのがジャド・アパトーを中心とする「アパトー・ギャング」で、今や米国コメディ映画界は彼らによって支配されているといっても過言ではないわけですが、そこらへんは長谷川町蔵の『21世紀アメリカの喜劇人』に詳しいです。
21世紀アメリカの喜劇人 (SPACE SHOWER BOOks)
- 作者:長谷川町蔵
- 出版社/メーカー:スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2013/03/27
- メディア:単行本
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